Facebookに投稿した写真には位置情報データが含まれているから危険というのは嘘

よくFacebookのニュースフィードにシェアされている

「子供の写真をアップすると写真データに含まれる位置情報で居場所がバレる」
という投稿ですが、
実はこれ、ちょっと違います。

もちろんFacebookでチェックインや位置情報をオンにしていると
「だいたいの居場所」はわかってしまいますが、
Facebookの位置情報はそこまで正確ではないですよね。
なのでピンポイントで自宅の場所がバレるとかはありません。

じゃあ写真をアップしたときに、その写真を解析すれば

正確な撮影場所がバレてしまうのでは、
と思われる
または冒頭の記事にはそう書かれているのですが、
Facebookに投稿される写真は
撮影した写真データをそのまま表示するのではなくて
一旦Facebookのサーバー上でFacebook用に加工しているので
その際に位置情報データは削除されています。

そのため、例えばぼくが自宅で焼いたクッキーの写真は

iPhoneで撮影したそのものを解析すれば位置情報がわかりますが
Facebookにアップした写真を、ダウンロードして
解析アプリケーションでチェックすると
写真の中には位置情報データは含まれていないんですね。

ということで、女性やお子さんをお持ちの方は
スマホ側で写真の位置情報サービスをオフにしておくのをお勧めしますが
Facebookに限って言えば、位置情報が含まれた写真をアップしても
それを他人に解析されることはないので
そこまでシビアに考えなくても大丈夫です。

fab-2014-07-05-[16-19-45]

こちらがiPhoneの「設定」で「写真」の位置情報をオンにした写真を解析した結果。写真ファイルの中にGPSによる位置情報がしっかり記録されています。(オレンジで消している部分)

fab-2014-07-05-[16-17-05]

上の写真をFacebookにアップしてからダウンロードして位置情報チェックしてみるとオリジナルにはあったGPS情報はなくなっています。

ちなみにTwitterでも確認しましたが
こちらもFacebookと同様。位置情報は削除されています。
(もちろん、Twitterアプリ自体の位置情報をオンにしていれば
写真ではなく、投稿した場所の位置情報は投稿に表示されます)

セキュリティは万全にしておくのがベストですが、

何もかも疑ってかかるのではなくて、
便利なサービスを上手に使いこなすスキルと知識も
これからの時代大切ですよね。

Follow me!

投稿者プロフィール

hesatake
東京都杉並区出身。愛知学院大学文学部心理学科中退。
職種:WEBライター、書籍執筆、コンテンツマーケティング、ウェブプロモーション、All About LINE活用ガイド

●大学中退後、オイルまみれの二輪メカニックから、子供の頃から好きだった「ものを書く」仕事をするためコピーライターに転身。T専門の広告代理店ディレクターとしてBUFFALO、ブラザーなど地元IT企業の広告、販促ツールを制作。27歳で個人事務所として独立。その後はトヨタ自動車の海外向け販促ツールなどのプランナー、クリエイターとして活動。クリエイティブ以外にもデザイン専門学校講師やインターネット黎明期にセミナーの講師としても活動。●2012年春「はじめてのFacebook活用」(秀和システム)を執筆。以後執筆する書籍のテーマに関連するコンサルティング業務にも取り組む。●2012年から2015年にかけて計17冊の単行本、ムックを執筆。