なぜLINEはiPadで使えないのか

表題のようなお問い合わせをいただきました。

 

実は9月までは使えていたんですね。iPadやAndroidタブレットでも。

正確に言うとこれらは「ブラウザ版」と呼ばれていました。

 

では順を追って説明しましょう。

まず、LINEというのは認証にSMSか通話を利用します。

これは電話番号とアカウントを必ず紐付けするためです。

ですから電話番号のない端末、つまりパソコンやiiPad、Androidタブレットからはアカウントを作ることができません。

ちなみに3G契約している端末も「電話」機能がないのでSMSや通話ができないのでアカウントは作れません。

 

現在唯一携帯電話以外でもアカウントが作れるのがパソコン、

つまりWindowsとMacです。

これらはそれぞれに「専用」アプリが用意されているので、アプリでLINEを利用できます。

一般的にはメールアドレス登録を行ったアカウントで、アプリにメールアドレスとパスワードを入力すれば利用できますが、

QRコードを読み込ませても認証できます。

 

ではなぜiPadやAndroidタブで使えた「ブラウザ版」が廃止になったのか。

これは推測に過ぎませんが、セキュリティーの問題か、サポートの問題ではないかと思われます。

LINEは同じ内容を複数の相手に送信することを禁止していますので

自動応答するBotは公式アカウントに限られています。

もしかしたらブラウザ版を利用することで、Bot的な使い方ができる懸念があったのかも知れません。

 

ただし、メールアドレス登録を既にしてあるアカウントから

iPadやiPodTouch、Androidタブへのアカウントの移行は可能です。

この場合、戻すときにはあらためてもとの端末で認証する必要があります。

(ガラケーには戻れない可能性があります)

また、裏技的にこれらの端末に電話番号を振るという技もありますが、ここでは詳細の説明は自粛しておきます。

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投稿者プロフィール

hesatake
東京都杉並区出身。愛知学院大学文学部心理学科中退。
職種:WEBライター、書籍執筆、コンテンツマーケティング、ウェブプロモーション、All About LINE活用ガイド

●大学中退後、オイルまみれの二輪メカニックから、子供の頃から好きだった「ものを書く」仕事をするためコピーライターに転身。T専門の広告代理店ディレクターとしてBUFFALO、ブラザーなど地元IT企業の広告、販促ツールを制作。27歳で個人事務所として独立。その後はトヨタ自動車の海外向け販促ツールなどのプランナー、クリエイターとして活動。クリエイティブ以外にもデザイン専門学校講師やインターネット黎明期にセミナーの講師としても活動。●2012年春「はじめてのFacebook活用」(秀和システム)を執筆。以後執筆する書籍のテーマに関連するコンサルティング業務にも取り組む。●2012年から2015年にかけて計17冊の単行本、ムックを執筆。