私はライターではありません
原則自分でライターを名乗ることはあまりないんです。
こういう仕事を始めたのはコピーライターからのスタートでしたが広告代理店やらそういうところに行くと、現場仕事ではなくなってディレクターとかそういう位置付けになるんだけれど、結局現場が好きなのでプロダクションに戻ったり、それから結構若いうちに独立しちゃって、そうなると何でも手を出しちゃうので、結局「私は何者?」ってなったりで、今に至っているのです。(苦笑)
先日も某著者さんの懇親会に参加して、そこにいらっしゃる方に「どんなお仕事されてるのですか?」と聞かれて、困ってしまったり。もうそういう状態が、多分独立して二、三年経ってから、ずっと続いています。
でも最近は、原則ものを書くことを仕事にしています、と説明するように。どちらかというとWordPressやサイト管理、プロモーション手法を教えたりするほうがメインなのかもしれません。
こう見えて、ウェブはHTML手打ちの時代からやっていましたから。編集ソフトなんでありませんでしたよ、当時。最近HTMLなんて解らないっていうのが売り?のウェブ関係の方とかいらっしゃいますので、隔世の感ですよね。まあ、経験がないのかサボっているかなんでしょけどね(笑)
で、いま何を書いているのか。
先日年に一度のイベントに参加してきたAll Aboutさんでの「LINE活用ガイド」という肩書きはわかりやすいですね。
あとはまあ、ウェブの記事もぼちぼち。某ニュースサイトでは書いた記事がもうすぐ100万PVというのもありますが、これもまあ仕掛けというかノウハウの結果ですね。
ウェブに書くのはこれまで自分のブログがメインだったので、去年は新しくチャレンジして、「ウケる」記事の書き方も見えてきました。でもキャッチーな感じはささっと書けて楽なんですけれど、楽しくはありませんというのが本音です。
ではなぜウェブ記事に真面目に取り組み始めたのか?
そう、コンテンツマーケティングの時代
ということのようです。
キャッチーな話は苦手なので、どちらかといえばテクニカルライター的な位置付けで文章を書くということをしています。
もともとがコピーライターしていた時のクライアントもほとんど今でいうIT系(当時は一般消費材と区別して「生産材」と呼んでいましたが)ばかりでしたし。というか、むしろターゲットとして自動車関係で国内よりも海外向けのツールを作っていたことすらあります。あとは、オートバイの取説に付属する読み物みたいなものとか。
地元でITといえば、今ではプリンタで有名な会社とか、大手になられた周辺機器メーカーさんとかも、代理店時代のお客さんでしたね。そうそう、カラオケ機器のポスターなんかも作ったりしていました。このころは社員がいたので、その子たちにイラスト描かせたりして。
あ、まあ、過去の話はあまりどうでもいいんです。
コンテンツマーケティングの時代という話でした。個人的にずっと技術的、そして対処療法的な検索エンジン対策には、あまり興味がなかったので、そういう意味ではいい時代になったなと思います。本来あるべき姿ですよね。
とは言っても、単にコンテンツを揃えればそれでいいかというと、そうではありません。やはりある程度のテクニックは必要となります。
それに、実は最近になってやっと気づいたのですが、文章書くのって結構スキル必要なんですよね。そのくせ、誰にでもできてしまう(ように見える)というのが、ライターの一つの問題なんだと思います。名刺作ってライター名乗れば誰でもなれちゃいますからね。資格も何もない。(資格がある職種ならスキルが保証されるかといえばそうでもないけれど、資格を取るというハードルがある限り参入障壁は上がります)
コンテンツの本質を捉えたライターになるには
で、まあ、結構長い間、広告の文章から編集者、一時期はひたすら企画書や、時にはうん十億の資金調達のための数百ページにわたる事業計画書を(自分の会社ではありませんよ)書いてみたりとか、実は非常にいろんなジャンルのものを書いてきました。
これね、結構大変なんですよ。
ジャンルを変えるたびに、書き方は変わります。
広告コピーと、メディアの記事ですら違います。それぞれのお作法が、プログラム言語のように違うんですよね。ぱっと見分からないでしょうし、見抜かれないことのほうが多いんですが、レベルを上げてくるとバレます。確実に。お作法の違いが。
ということで、書籍執筆というある意味それまでの野望を果たしてある意味、物を各カテゴリーをある程度制覇した(残るは小説だ!)、書くということに対してのモチベーションは10何冊の本を書いて落ちてしまったというのが現実ですね。
よく考えると自分は非常に「旬」なのではないかと
しかしいま、よくよく考えていると、そんなコンテンツマーケティングの時代、もうちょっと自分を売らないとダメだよね、って考えて今回この記事を書いています。
自分のこれまでの経歴を振り返ると
- コピーライター
- テクニカルライター(技術系、デジタル・IT系)
- ウェブコンテンツ制作者
- ワードプレスなどの解説本著者
という実践を積んできているんですよね。
つまりコンテンツマーケティングの「核となる書く」ことと、その器となるサイト制作の両方のプロであったりするわけで、これを両方できる=ノウハウを持っている人材って自画自賛になっちゃいますが希少種なんじゃないかなと。
特にコンテンツマーケティングのブームで、書き手が少ないと言われているのに、あれ、案外問い合わせないじゃん、ってのも、実は私が何者で何ができるのかを、キチンと対外的に表明していないよね、と思い今回こんな自分語りの記事を書いてみたりしたわけです。
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テクニカル系のコンテンツマーケティングのライティング
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コンテンツマーケティング用の実践的サイトのプロデュース
この2点を、書くことに関して今年のテーマとして強化していこうかなと考えています。特に、ライティングのご依頼はどうぞお気軽に。(クラウドワークスとかランサーズとかあの辺の単価ではお受けいたしかねますのでご了承ください笑)
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投稿者プロフィール
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東京都杉並区出身。愛知学院大学文学部心理学科中退。
職種:WEBライター、書籍執筆、コンテンツマーケティング、ウェブプロモーション、All About LINE活用ガイド
●大学中退後、オイルまみれの二輪メカニックから、子供の頃から好きだった「ものを書く」仕事をするためコピーライターに転身。T専門の広告代理店ディレクターとしてBUFFALO、ブラザーなど地元IT企業の広告、販促ツールを制作。27歳で個人事務所として独立。その後はトヨタ自動車の海外向け販促ツールなどのプランナー、クリエイターとして活動。クリエイティブ以外にもデザイン専門学校講師やインターネット黎明期にセミナーの講師としても活動。●2012年春「はじめてのFacebook活用」(秀和システム)を執筆。以後執筆する書籍のテーマに関連するコンサルティング業務にも取り組む。●2012年から2015年にかけて計17冊の単行本、ムックを執筆。
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